きのうの夜、扇風機の前にすわって、その羽の回るのをぼーっとながめていた。無意味に限界までひねったタイマーが律儀に百二十分きっちり計ってて申し訳ない気もちになった。 扇風機が規則的に首を振る。その姿はとても健気だ。こんなに感情移入のしやすい家…
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