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 たぶんエアコンの室外機とかそうでなければ観葉植物とかを置く為のものだと思うんだけど、窓から外に付きだしたベランダのミニチュアみたいな空間がある。小学生の頃帰り道に買ったコーラの缶をなんでかそこに置いて、今もそのままで、強い風が吹いて窓ガラス越しにからころ音が聞こえたときぼくはその存在を久々に思い出した。七、八年近くも置いておいてしまうとちょっと捨てるのも忍びない。今度帰省したらまたちょっと考えようと思う。

 

 引っ越しの準備のせいで部屋はこの期に及んで散らかって、持って行くもの、置いていくもの、捨てるもの、を分ける作業が昨日終わったので今日はぼちぼち片づけをしている。片づけというのはぼちぼちとしかできない。単三電池が一本転がっているのを拾って電気が切れていることを確認して回収の箱に入れるとか、そういうことを黙々とやり続けることでしか部屋はきれいにならない。不思議だ。

 ちょっとしたことの積み重ねで何かが達成されるっていう考え方がいまだにしっくりこなくて、なんかこう大きいことがドカッと来て生活が変わるものと思っている。そのせいで大学受験の勉強もちゃんとできなかったし、春からの生活にもよけいな期待を抱いている。困った。

 

 あと一週間でこの部屋も引き払って、この家を去ることになる。もう十年も同じ家に住んでたわけで、段取りや考えごとで不安の数が減るたびに寂しさがめだつ。ちょっとしたことですぐおセンチになる。どうしたもんか。まああと一週間だし、耐えれば済む話だけど。

 いつにもまして内容がまとまらない。完全に精神が乱れている。読書もいまいち興が乗らないし。本当に困っている。期待通りにいかなくてもいいからとっとと落ちついてほしい。それしか望まないことにする。