10/20

「たとえば、」という書き出しで小説を書きたいなあと2年前くらいからおもっており、実際に2,3回書いてもみたんだけどしっくりこず、最近は書くのがもうこわくてこわくて仕方なくなってしまってめっきり文章を書かなくなってしまった。最初の1行は無責任にかけても10行も進んでしまうと10行ぶんもの自分の言葉やそのとき考えていたことやその背後にある本とかに責任をもたなければいけないという気になってしまってそうなるともう全然うかつに書きすすめられなくなる。そのてんブログはよくて各記事は単なる断片で過去の自分の責任をぼくが負う必要もとくにないし背後にあるのはまあ今日した洗濯ものとか雨でずくずくになったスニーカーとか借りてきただけで見てないDVDとかそんなもんで、まあそれはそれで責任重大なんだかしらんけど、小説にくらべるとやっぱり洗濯ものがぼくに語りかけ託してくるものはあきらかに貧しく思われて気分的に楽だとか、まあそういうことを考えていたら今日も日付を越えてそろそろ日が昇ってしまうんじゃないかとびくびくしはじめている。勉強もしてなきゃ本もよめてない。おれはなにをしているんだろうか。

 

 書きはじめてから気づいたけど言いたいことなんか特になくて、だから自戒とか自己嫌悪みたいな書きなれた、癖でてきとうに並べられてしまうようなものごとが出てきてしまうので、いろいろ最近みたアニメ映画の話なんか書こうと思ってたのにかけてないのはツイッターでだいたい書いたし、とか言い訳をべつにするとさいきんそういうことを文章に起こしていないから癖で出てきてくれないっていうことなのだと思う。すきなものはちょっとずつ増えていくけど、どれについてもなにも言えないのではないのかなと思う。単に一時的なものなのか。いつか、いくつかのなにかについて、なんがしかを言える自分がきてくれるんだろうか。いや来てくれるとか来てくれないとかではないよな。