2018-01-01から1年間の記事一覧

二十歳になります

こんな時間に小腹が空いて、コンビニの袋を下げて歩きなれた暗い道をぶらぶら歩いていたら、またトラックが追い越し、圧倒的にひとりで、冬の感じがつよくして、そういえば来週にはもう二十歳になるんだった。 誕生日を祝ってもらえた経験と結びついているの…

出先の暇の話

いま読んでる吉田健一の「乞食王子」で、都会はどんなに音響的に騒がしくてもひっそりかんとしている(ひっそりかんとしているというのがすごくいいと思う)けど田舎は自然のせいでとにかくうるさいみたいな話があって、今ちょうど父親に連れられて長野の山…

七月になった

日影が青くなるほど晴れていて夏だと思う。全部合わせたらまあ4時間くらいは寝てたはずだけど起きて朝が来るのを見届けてしまったもんだから正当な手続きを踏まずして七月二日に来てしまった気持ちでいて、ねむけで手先が狂う。 空気公団の新譜をspotifyで聴…

日常・旅行・反復

友人にけっこう結婚式場でバイトしている人が多くて、思うのは、毎週毎週いろんなところでいろんな人が一生に一回かもしれない、まあまずどんだけ多くても十回もしないだろう、結婚式を挙げていて、それはそれぞれの人にとってはもしかしたらあとで思い返せ…

言いたいことがあんまりない

これは本当なのだけど言いたいことがなくて、ブログの更新はこの通りいつぶりだかわからない。twitterも最近あんまり動かしていないし、人と会っても中身のない、文脈任せの内輪ノリみたいな会話しかしない。情報の行き来がない会話しかしていない。情報の行…

さいきん

夜、映画を見終わる。これがなにせたいへん良かったのでパンフレットを買ってついでに映画館のポイントカードを作ってもらって、ともたもたしていたら目の前で帰りのバスを逃す。といっても風も雪もなかったから大して寒さを感じていなかったし、あと、映画…

年越し

2018年の1月8日を生きている。閉店六分前のスーパーマーケットの回収ボックスに瓶と牛乳パックとペットボトルと缶を出しに行くという努力によって昨日の1月7日のぼくから祝福された一日を生きている。365日ひたすら労力を費やして2017年のぼくがみっちり祝福…