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バースデイ

誕生日だ。18歳になった。でもきのうの風邪がまだ続いている。熱は引いたけどなんとなくだるい、くらいの中途半端な体調で、自分の体ながらなんだか居心地がよくない。べつにパーティがあるわけでもなし、問題はないんだけど、ちょっと幸先わるい。

学校を休んで、母親がぼくの弁当のために炊いた米を雑炊にして食べて、またちょっと寝る。そのあと起きて着替えてコーヒーを飲んだら、学校行ってもよかったんじゃないかって思うとか、きのうの反省とか、しなくてすむくらいには気分がよくなった。

PCをひらいたら、一年前の自分のツイートがtwilogのほうには残っていて、それをなんとなく読みかえしたりする。特撮やアニメの感想をたくさん書いていてふつうにオタクみたいだ。言い回しがいろいろ恥ずかしいけど、言っていることは今とそんなに変わらないような気もする。まあ成長する理由があるわけでもないし、当たり前か。

ただ、本を読むのと文章を書くのとはうまくなったと思う。一年前読書メーターに書いた本の感想は、肩ひじ張りすぎて要領を得ないし、あんまりおもしろいと思った記憶のない本をむりやり賞賛していたりする。あとこの頃は量を読まなきゃと思っていた時期だったので、たぶん文章のかたちを今ほどちゃんと見ていない。まあそのへんは単なるスタイルの違いなんだけど。

母親が出かけていったら、スピーカーで音楽を流した。いちばん最近買ったやつから順番にさかのぼってみる。そういえばPeople In The Boxを聴きはじめたのもここ数か月の話だ。

一年前の自分がどんな音楽を聴いていたのか、はっきりとは思いだせない。ハヌマーンは確実に聴いていた。17才の誕生日に「17才」を聴いてぼろぼろ泣いたのは鮮明に憶えている。きのう12時過ぎ、同じ曲を聴いた。不思議と泣かなかった。ただ、いい曲だなと思った。だいいち、なんで17才を懐かしむ曲を聴いて17才の人間が泣いていたんだろう。我ながらよくわからない。

なんかうまく文章がまとまらない。17才って年齢についてあれこれ書こうと思っていたんだけどそんな気になれない。都合のいい教訓を引き出すのもなんだかできそうにない。18歳のぼくは御託をならべるのが下手なんだろう。いいことなのか悪いことなのかはいまいちわからない。

母親から電話がかかってくる。ケーキを買った、今から帰る、コーヒーでも淹れておいて、とか。そういえば、来年からは誕生日をひとりで過ごすことだってありえるし、家族に祝ってもらえるのも今年が最後になるのかもしれない。そう思いながら、珍しく、ちゃんと時間を計ってコーヒーを淹れた。